夢中遊行症とは?

夢遊病という、睡眠中に無意識のまま起き上がって徘徊するなどの行動をとる病気はよく知られていますが、正式名称は

 

夢中遊行症(睡眠時遊行症)

 

になります。

 

発症年齢は3〜8歳と幼少期に多く、思春期までにはなくなる事が多い症状です。

 

しかし、まれに成人にも見られることがあります。

 

夢中遊行症は寝ながら歩きまわる事から付けられた名前ですが、それ以外に喋ったり、物を食べたり、とんでもない例では車の運転をしたりする事も報告されています。

 

このような夢中遊行症の範疇を超えているような場合は睡眠時随伴症に総称されます。

 

夢中遊行症は、名前に

 

「夢」

 

という文字が含まれているので、夢と関係あるように思われがちですが、深いノンレム睡眠の時に起こる症状です。

 

深いノンレム睡眠の時には夢は見ませんので、夢と関係があるわけではありません。

 

ノンレム睡眠時には大脳皮質が機能していないので、声や音、光などの周囲の刺激には反応しないので、夢遊状態の時に他人がなにか働きかけても覚醒させることは困難です。

 

ただ、ノンレム睡眠時には感覚系は機能しているので、障害物などは避ける事が可能で、徘徊の後に自分でまた寝床につくことも少なくありません。

 

もちろん、この時にとった行動は目覚めた時には本人は全く覚えていません。