むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)とは

身体のどこかに痛みや痒みがあれば眠りの妨げになりますよね。

 

むずむず脚症候群

 

とは、身体の異常感覚によって不眠になってしまう病気です。

 

症状は、脚を中心に不快感があり、
足の裏やふくらはぎ、太ももなどに、
しびれやかゆみ、痛みのような感覚を覚え、眠れなくなります。

 

よく言われるのが

 

「脚が痒くてじっとしていられない」
「脚が痛すぎて眠れない」
「脚の中を小さな虫が這っているような感じ」

 

上記のような表現です。

 

これらの不快感は、夕方から夜にかけて強くなるため、
眠りの妨げになるのです。

 

日本人の3%が罹患していると言われており、
かつては坐骨神経痛や末梢神経の障害などと言われていましたが、
発症時期は中年以降が多く、男女比では少し女性が多めで、
歳を重ねるごとに症状も悪化していく傾向にあります。

 

また、精神疾患とも関係がないとは言えません。

 

この疾患が原因でうつ病を発症する事も多く、
特にパニック障害を伴っているケースが多いのです。

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の原因

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の原因や発病の
詳しいメカニズムはまだ解明されていません。

 

ただ、一説では脳内の鉄分不足が原因ではないかと言われています。

 

その理由は、

 

人工透析や鉄欠乏性貧血と併発することが多い

 

ためです。

 

脳内の鉄分が不足すると、ドーパミンの分泌にも悪影響を及ぼし、
腕や足の感覚と関係しているドーパミンの合成異常が原因ではないかというわけです。

 

また、むずむず脚症候群の患者の8割以上が

 

周期性四肢運動障害(PLMD)

 

を併発しているというデータもあります。

治療法

むずむず脚症候群(RLS)は、先述のように原因や詳しいメカニズムについてはわかっていませんが、
ドーパミンの合成が妨げられている事によるものだと考えられています。

 

そこで、ドーパミンの量を高める

 

L-DOPA製剤
ドーパミン受容体刺激薬

 

などが治療に用いられます。

 

2010年にドーパミン受容体刺激薬であるビ・シフロールが国内初の治療薬として認められ、
保険適用の承認もされました。

 

ビ・シフロールは本来パーキンソン病の治療薬ですが、
7割以上のむずむず脚症候群の患者さんに症状の改善が見られています。

 

副作用が少ないという点も特徴です。

 

また、2012年にはカルシウムチャネルに作用するレグナイト
2013年からはビ・シフロールと同じような薬として、
ニュープロパッチという貼り薬が使われるようになりました。

 

さらに、抗けいれん薬も用いられることもありますし、
鉄不足が原因で症状が起きていると考えられる場合は、
鉄剤の処方が行われます。

 

むずむず脚症候群に対して単独で睡眠導入剤を使用するのは、
むずむず感が解消されない状態のまま眠気だけを誘発してしまい、
症状の悪化の原因になる可能性が高いので注意が必要です。