ナルコレプシーとはどんな病気でしょう

ナルコレプシーは、過眠症の中でメカニズムが最もよくわかっている病気です。

 

日本では約600人に1人の割り合いで見られる病気で、
睡眠障害の中ではあまり多い疾患ではありませんが、
決して珍しい病気ではなく、多くの人がナルコレプシーに悩まされています。

 

実は2000年前後まで、ナルコレプシーは原因不明の睡眠障害でした。

 

ナルコレプシーを最初に報告したのはフランスのジェリノーという医師で、
病名をnarcolepsyと命名しました。

 

意味はギリシャ語のしびれ、昏迷と発作をあわせた言葉です。

 

ナルコレプシーと思われる症例は古くから報告はされており、
おそらく昔から存在していた病気であると考えられます。

 

ナルコレプシーの発症時期は10代に多く、
その中でも14〜16歳がピークです。

 

14〜16歳は勉強などが忙しくなり、夜更かしが多くなる時期でもあるので、
本人や周りも病気であるということに気付きにくく、
眠気と戦いながら居眠りと共存する状態が普通と思ってしまいます。

 

発症から病院に行くまで時間がかかる病気の1つで、
さらに病院に行ってから病名がつくまでも時間がかかるのが特徴です。

 

ナルコレプシーの患者さんは、睡眠や覚醒という状態を上手くコントロールできず、
覚醒と睡眠のサイクルに異常があるということになります。

 

健康な人は通常平均1日7時間ほど連続して眠り、
その他は起きているという生活をしています。

 

一方、ナルコレプシーの人は1日に長い時間起きていることができず、
短時間の断片的な睡眠と覚醒を繰り返します。