レム睡眠行動障害とは

睡眠時随伴症の1つに

 

レム睡眠行動障害

 

というものがあります。

 

レム睡眠行動障害は夢中遊行症(夢遊病)と似て異なる症状が現れます。

 

夢中遊行症は深いノンレム睡眠の時に起こるのに対して、レム睡眠行動障害は名前の通り浅いレム睡眠の時に起こります。

 

また、夢中遊行症は子どもに多く見られますが、レム睡眠行動障害は中年の男性に多く見られるのが特徴です。

 

症状としては、寝ているとは思えない複雑な行動をとったり、大声で歌を歌ったり、中には暴力的な行動をとる人もいます。

 

実はこの行動は

 

夢の内容に比例

 

しています。

 

夢で見ていることを本人の自覚なしに、実際に行動に移してしまうのです。

 

夢は浅いレム睡眠の時に見ますし、この症状が現れている時に脳波を測定するとレム睡眠であることがわかります。

夢の内容が行動に現れる仕組み

通常であればレム睡眠時には夢の中の内容が行動として現れないように

 

脳幹から脊髄に向けて運動神経を麻痺させる命令

 

が送られています。

 

この仕組みがうまく成り立たなくなっている状態がレム睡眠行動障害です。

 

レム睡眠行動障害の原因はまだ詳しくわかっていませんが、上述した脳幹に問題がある事が考えられます。

 

また、パーキンソン病などの神経変性疾患とも関係していたり、うつ病などの精神疾患の時に服用するSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という抗うつ剤によって引き起こされることもあります。

 

レム睡眠行動障害かどうかを調べるためには睡眠ポリグラフ検査が必要です。

 

主な治療法は薬物療法で抗てんかん薬でもあるリボトリールやランドセンを就寝前に服用したり、メラトニンが有効なケースもあります。