そもそも睡眠とはなんでしょう

睡眠障害についてお話をする前に、
私たちがかかさずに毎日行っている

 

睡眠

 

自体について考えていきましょう。

 

睡眠、つまりは眠ることですが、医学的には

 

外部の刺激に対する反応性が低下した状態であり、容易に回復するもの

 

と言われています。

 

「外部の刺激に対する反応性が低下した」

 

というのは、感覚系では音や光などに対する反応が鈍くなるということで、
運動系で言うと、目的を持った行動がなくなります。

 

私たちは覚醒中、脳をフル稼働させ、意志を持って行動しますが、
睡眠中には意志や目的を持った行動は見られませんね。

 

ただ、寝返りなどの自発運動は睡眠時にもありますし、
夢中遊行症(夢遊病)やレム睡眠行動障害での行動はあります。

 

「容易に回復するもの」

 

という点では、昏睡状態などの場合は睡眠ではありません。

 

また、動物に見られる冬眠も睡眠とは異なります。

眠っているかの判断

現在では、睡眠の状態を調べるために

 

ポリソムノグラフィー(PSG)

 

という装置を使うことができます。

 

睡眠ポリグラフ装置

 

とも呼ばれ、脳波や心電図などの様々な生理学的な指標を同時に測り、
睡眠の状態を判定するものになります。

 

この指標の中では脳波が最も重要になるのです。

脳波と睡眠

そんな脳波から見る睡眠の状態でどのような事がわかるのでしょうか。

 

まず、睡眠には

 

・レム睡眠
・ノンレム睡眠

 

の2種類が存在します。

 

私たちが眠りにつくと、通常はノンレム睡眠という状態に入ります。

 

ノンレム睡眠とは

 

深い睡眠

 

のことで、その眠りの深さによって4段階に分かれています。

 

ノンレム睡眠の最中は、脳の活動が低下していて、
自律神経系も副交感神経系が優位になり、
全身の代謝が落ち、体を休息状態にしていきます。

 

ノンレム睡眠は、だいたい60分から90分で、
その後に最初のレム睡眠が現れはじめます。

 

レム睡眠では、ノンレム睡眠とは逆に

 

浅い眠り

 

のことで、脳の活動が活発になります。
自律神経系も副交感神経系と交感神経系が交互に働き、
代謝も覚醒時に近いくらいまで高まります。

 

夢を見るのはこのレム睡眠時ですね。

 

健康な人ではノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れ、
このサイクルを睡眠単位と言います。
睡眠単位は一晩に4、5回行われます。

 

脳波ではこのような睡眠状態を知ることができます。